こんにちは、さな吉です。
今日は不妊治療中に感じた「人の優しさ」についてです。
よかったら最後までお付き合いください✨
Contents
慰め?それともマウント?
ツイッターのフォロワーさんのつぶやきをみていると、結構みんな色々な事を言われていますよね・・・。
たとえば、不妊治療のことを知っているはずの友だちから
夫婦ふたりだからお金が貯まっていいね、と言われたり
子どもなんているだけで大変だよ、と言われたり・・・
もうタイムライン見てると、😳こんな顔になったり、😵こんな顔になったりで大忙しです。
わざわざそんなこと言うなんて、慰めてるつもりなのかしら?
それともマウントしたいのかしら?
もし慰めてくれているんだとしたら、優しさの表現って人によって様々だなーと思います。
キラッと光る配慮をしてくれる人もいる
一方では、
え?この人が?
というような人が実は治療経験者で、そのことをそっと自己開示してくれたり・・・。
以前ツイッターで、こんな内容のつぶやきを見かけました。(記憶を元に再現)
こういう男性もいるんですね。いいねを100万回押したくなりました。
私たちの夫も言わないだけでこんな優しさをまわりに発揮してるかもしれませんね。
他にも、治療経験者でなくても思わずジーンとくるようなサポートをしてくれる人もいます。
治療中はそういう人の優しさってどこから来るんだろう、とよく考えていました。
知らない世界を想像するって大事
「同じ経験をした人じゃないとこの痛みはわからない」という言葉をときどき耳にしますが、そうじゃないケースもあると思います。
確かにそのものズバリは経験しないとわからないけど、想像力でまかなえる部分もあると思うのです。
ニュースや世の中の情勢、映画や小説で自分と違う人の気持ちを想像することはできる。
「この人にこういうことを言ったら傷つくかも」
「この人にこんなこと言ったら失礼かも」
そういう点ではメディアで取り上げられると大きいです。
ドラマ「隣の家族は青く見える」は不妊治療への理解を一気に広げてくれました。
これで親や友だちの態度が少し変わったという人もいるかもしれません。
ただ、こうした想像力を働かせることが苦手で、まったく悪気なくグサッとくることを言っちゃう人もいますよね。
裏に悪意がある人は別だけど、素直な感じで悪気なく言っちゃう人の場合、こちらから「こんなケースもあるよ」と教えてあげると、意外と「へぇそうなんだ」と素直に受け取ってくれる人が多いような気がします。
(特に若い学生さんや、年齢関係なく頭の柔らかい人)
私も無知ゆえに人を傷つけているかもしれないから、そういうときは固定化した価値観に縛られないで「なるほど、そういうこともあるんだね、知らなかった」と言える人でいたいです。
優しさの根源
長年の治療の中で、人の優しさには想像力の他にも「その人自身が経験してきた痛み」が関係しているのではないかと思うようになりました。
それは仕事や人生に対する挫折感かもしれないし、自分の病気や家族の病気、身内の不幸、大切な人との別れ、メンタルの病気、金銭的な苦労などなど、内容は様々だと思います。
テーマは違えども痛みには、
悲しみ、孤独感、焦燥感、恐怖、自己嫌悪、
といった受け止めるのが難しい感情が伴うという共通点があります。
それに向き合って来たからこそ、自分の痛みを手がかりに、相手の中にある痛みを推し量ることができる。
人生の壁に向き合い乗り越えてきた人、また乗り越えようとしている人は、痛みの根源を知っている分、人にも優しくなれるのだと思います。
優しい人の特徴
あなたのまわりにそういう人いませんか?
なんだかわからないけど、あの人と話してると心が落ち着くという人。
虚勢を張ったり強がったりしないで、ありのままの自分でいても大丈夫だと思える人。
私のまわりの優しい人たちは、ものすごい苦労してきたはずなのに、とても謙虚でおだやかです。
できたら妊活を経て、私たちもそうなりたいですよね。
過剰な優しさはいらないから、静かに力強くその人の力を信じてあげられる人に。
想像力はクリニックのお医者さんにこそ必要
治療中は優しい人にもたくさん出会ったけど、「この人マジ最悪!」という人にも何人か出会いました。
残念なことに、その人達はすべてお医者さんです。
人の痛みを想像する力は、お医者さんに必須の能力だと思うんですけどね・・・。
心ない言葉や態度で患者さんを傷つけている医者が多すぎます。
↓最初に行った婦人科では子宮筋腫が見つかり医師からは「全摘、全摘、早く子宮取っちゃった方がいいよ」と言われました😤
「どう伝えるか」も大事
私はこれまで不妊治療で6カ所のクリニックにかかりましたが、青山にあるクリニックでは夫婦揃ってボロクソに言われました。
確かにふたりとも高齢でしたし、残念な結果を事実として伝えることはとても大事なことです。
でも、「どう伝えるか」も大事です。
別に傷つかないようにオブラートに包んで言ってほしいわけじゃなくて、
目の前の患者をひとりの人間として尊重してくれればいいだけなんです。
だからいいんですよ、厳しいこと言ってくれても。ただもう少し伝え方を工夫してください、というだけの話です。
不妊治療ビジネスの過酷さ
私みたいな早発閉経で卵が取れない人は、刺激→採卵→移植という治療の流れに全く乗れないので、クリニックとしても来てもらっても困るというのはわかるんですけどね。
それにしても、金にならない患者への態度が酷いこと酷いこと(笑)
あからさますぎて、むしろこれが不妊治療ビジネスなんだなと納得がいったくらいです。
医師は目の前の患者をベルトコンベアで流れてくる商品のように見ているんでしょうね。
お医者さんの態度に傷つくことも多いけど、私たちがそれで自信を失ってしまうなんてもったいない!
だから変な医師に当たっても、めげちゃいけませんよ。
こっちは人として、患者として堂々としていればいいんです。
ああ、やっぱりお医者さんへのコミュニケーション研修、必要ですよね(笑)
要望があれば、私、どこへでも行きます!
(みんな態度がでかくて、ものすごくやりにくい研修になりそうですが・・・😅)
最後に
不妊治療をしていると、心も体も痛みの連続です。
いま、私たちはその痛みに向き合って、なんとか乗り越えようとしています。
不妊治療はつらいことが次から次へとやってきますが、確実に人としての優しさ、強さも身につけていっています。
強さとは、自分の弱さを知っていること。
十分に頑張っている自分を誇りに思って胸張ってくださいね✨
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