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【切実】不妊治療について夫に知ってもらいたいこと(旦那さんも是非読んでみてください)

こんにちはー、さな吉です✨

今日は不妊治療について旦那さんにも知ってもらいたいことを書いてみたいと思います。

どちらかというと知ってもらいたいこととしては、妊娠のメカニズムのようなものではなくて、実際にクリニックで何をしているのか、という部分です。

私は治療真っ最中のときは、卵が育たなかったり、思うようにホルモン値が上がらなかったりで、気持ち的に精一杯だったから、あまりこの辺のことは話題にできなかったように思います。

もしよかったら今日の記事は旦那さんにも読んでもらえたら嬉しいです。

なので、ここからは旦那さんにも呼びかけるような感じで書いていきたいと思います。

日々の積み重ねの部分って意外と大事

結果が出ない場合、単純に「だめだった」という話ではなくて、そこに至るまでいろいろな背景があるんですよね。

だからこそ、こんなににもがっかりして打ちのめされてしまう。

その背景を知っておいてもらうだけで、妻としては嬉しいし、理解してくれているというのが心の支えにもなります。

そして、もし妻が落ち込んでいたら、この記事のこと思い出して、いつもよりもちょっと優しく、

「それは残念だったね」とか

「あれだけがんばってたから落ち込むのも当然だよ」とか

「二人のためにがんばってくれてありがとう」と、声をかけてあげてほしいんです。
そんなひとことだけでも心が救われます。

まずは旦那さんにメッセージ

あらためまして・・・

いつも治療に協力してくれてありがとうございます!

仕事で疲れているときに「精子が欲しい」とか「今日、タイミングとってほしい」とか言われて大変なときもありますよね。

妻がピリピリしていたり、かと思えば急に落ち込んだりして、どのように対応すればいいか悩むことも多いと思います。

それでも、妻からすればあなたがそばにいてくれるだけで、どれだけ救われていることか

存在そのものにありがとう、です。

余裕がなくて、あんまり言葉で伝えられていない部分もあるかもしれませんね。その点はごめんなさい

治療中は情緒不安定なときも多いので、少し大目に見てもらえるとありがたいです。

それでは、知ってもらいたいことに移ります!
(さな吉の体験を元に書きます。人によっては違う部分もあると思いますが、その点はご了承ください🙏)

内診はどんな感じか

ぼんやりとは理解していると思いますが、妻は診察台で何度も何度も股を開いています。
最初は恥ずかしいけど、そんなこと言ってられないので、腹をくくっています。

診察では必ずエコーで、子宮の内膜の厚さと、卵巣の中の卵胞をチェックします。

そのために棒状の器具を使って経膣超音波検査をおこないます。
卵巣は左右に一つずつあるので、膣に棒を差し入れ、右へ左へとグリグリされます。
お医者さんによっては乱暴な人もいて、すごく痛いときもあります。
ほとんどは男性医師で、非常に機械的です。

別にこちらも優しさを求めているわけではないですが、人として大事にされているかどうか、というのは敏感にわかります。

なんだか自分がモノになって、ベルトコンベアーに乗って流れ作業を受けているような気分になります。
中には器具の引き抜き方が乱暴な先生もいます。
体を乱暴に扱われるというのは、ちょっとしたショックです。
しかし、多くの女性は、その部分を麻痺させて感じないようにしています。

排卵誘発の薬で体調不良になる

多くの女性が排卵を誘発するためにホルモンのお薬を飲んでいます。
また、人によっては採卵に向けて、毎日自己注射を打っています。

不妊治療の薬はホルモンを操るので、体調とメンタル面に大きな影響を与えます。
表面的にはわかりにくいですが、体のだるさ、発熱、頭痛、吐き気、めまい、胸の痛み、気分の落ち込みなど数多くの不調が起きています。
それでも、不調を感じながらも家事や仕事をしています。

仕事をしている人の場合は、会社では不妊治療のことは伏せている場合が多いので、不調の理由を周りに伝えられず、元気なふり、大丈夫なふりをして仕事を頑張っています
治療で早退や遅刻をする分、他の人に迷惑をかけないようにと、仕事の負担は増えるばかりです。
不妊治療をしていようとも、家事も仕事も待ってはくれません。
これで多くの女性が精神的に追い込まれています。

自己注射は痛いし怖い

卵を育てるための自己注射は、正直言って怖いです。そして痛いです。
自分に針を刺すわけですから、いつまでたっても刺すときには覚悟がいります。

毎日、少しずつ場所を変えて打っていきます。
素人ですからうまくいかないときもあって、刺しどころが悪くてあざになったりします。
その場所が硬くなって、針が入りにくくなるときもあります。

そして、この注射、痛い上に、値段がとても高いです。お金がかかるなーと思いながら毎日打って、結果が出なかった日には

私、なにやってたんだろう、、、

とむなしくなります。

結果は、努力とお金に対して、まったく比例しません。この、先の見えない不安にじわじわと心を蝕まれていきます。

こんなときに友人や同僚が妊娠しようものなら、大変です。
職場の場合はお腹が大きくなっていくのを横目に見ながら毎日仕事をすることになります。
周りは祝福ムード一色。おめでたいことなのに、心からおめでとうと言えない自分がいる・・・。
自分の心の狭さ、人間の小ささに愕然とします。

「自分も赤ちゃんが欲しい!」とよりいっそう努力するものの、まったく実を結ばない。
このまま妊娠しないのではないかという恐怖で頭がおかしくなりそうになります。
そして他人の幸せを喜べない自分が心底嫌になります

採卵はかなりの恐怖

卵が育ったら採卵です。

採卵をするときには、膣の中に30センチもの長さの針を刺します。
30センチといったら相当な長さです。物さしがあったらはかってみてください。
(A4用紙が近くにあったら、その長い方の辺の長さが約30センチです)

この長〜い針でないと卵巣まで届きません。
膣から30センチの針を刺されるなんて未知の世界です。
とても怖いです。

でも、これで赤ちゃんができるなら、と勇気をふりしぼって採卵に臨んでいます。
採卵時にちらっとその針を見ようものなら、大変です。あまりの長さに緊張がMAXまで高まります。

採卵はクリニックによっては無麻酔です。
無麻酔も痛いけど、麻酔ありの場合も麻酔そのものがが痛いです。
いずれにしても痛みの連続です。

そして30センチの針が体の中に入ってきます。

無麻酔の場合は相当な痛みです。麻酔ありの場合も下腹部全体に重い痛みがあります。

内診の時よりも恐怖が大きいです。
でも、これも内診と同じで、腹をくくります。
怖がってたり恥ずかしがっていては先に進めません。

卵が必ずしも取れるわけではない

卵がたくさん取れる人は、何度も何度も刺されます。
もし奥さんが8個取れたとか、15個取れた、と言っていたら、それだけ刺されています。
時間も長くかかっています。
その分痛みも多いです。

卵が少ない人はたくさん取れる人に比べたら刺される回数は少ないけど、
せっかく刺したのに排卵済みだったり、空砲だったりと、必ずしも卵が取れることを約束されているわけではありません。
それでも、一縷の望みをかけて採卵に臨みます。

採卵のあとは、ベットで1時間ほど安静にしています。下腹部には鈍痛が残り、違和感はあるけれど、そんなに長いこと休ませてはもらえません。

その後、診察で卵がとれたかどうか、医師から教えてもらいます。

あれだけ痛くて怖い思いをしたのに、空砲や排卵済みだと本当にがっかりします。
これまでの排卵誘発にかけてきた数ヶ月が水の泡です。
そして失意のまま、仕事に戻り、家に帰ります。

よい状態の卵が取れても、その先がうまくいくとは限りません。
不妊の原因の半分は男性の精子にもあると言われているので、ここからは旦那さんの精子の状態もうまくいくかどうかに関わってきます。

いずれにしてもこの先も山のような関門が待っているわけです。

 

どうでしょうか、少しは妻が日々どんなことをしているかわかっていただけたでしょうか。

 

少し想像してみてください

ここで、少し想像してみてもらいたいんです。

もしも、男性の精子が針で刺さないと取り出せないとしたらどうでしょう?

陰嚢が外に出ているのではなく、おへその下あたりの体内に格納されていて、自力では外に出せないとしたら?

そうすると男性は足繁くクリニックに通うことになりますよね。

自分がそんな世界の住人だと思って、ここから先は想像しながら読んでみてもらえますか?
ほんの2〜3分ですので、妻の日常を体験してみてください。

それでは架空の世界のはじまりはじまり〜

毎回の採血

あなたは不妊治療のためにクリニックに通っています。今日は仕事を抜け出して診察に来ました。まずは採血です。

毎回必ず、腕に針を刺されて血を抜かれます。

男性としてのホルモン値がどうなのか、血液から調べるのです。数値はいわば、男性としての機能が正常なのかを示すもの

結果は診察時に見せてもらえます。数値が思うように伸びていないと、あきらかな数字を元に毎回ダメ出しされるような気分になります。

そのため、自然と男性としての自信も失われていきます。

次は内診です

長い待ち時間の末、やっとあなたの順番がやってきました。あなたは下半身の衣類を脱いで診察の台(椅子)に乗りました。

台が上がるにつれ、有無を言わさず足が開いていきます。

陰部が丸出しになり、とても無防備です。

エコーを使って精子があるかどうかを確認します。そのために、医師が肛門にぐいっと棒状のものを入れてきます。内部の様子を探るために、右へ左へとぐいぐいと押されます。

あなたは医師のぞんざいな動かし方に、ちょっと傷つきます。

そして、医師はやや乱暴に、器具を引き抜きます。あなたは肛門に痛みを感じると同時に、心にも痛みを感じます。

その後、台から降り、急いで服を着て診察室に戻ります。先ほどの医師と顔を合わせて、精子の有無を聞かされます。

先ほどの採血の結果も告げられました。期待してた割には数値が良くないのであなたは軽く落ち込みます。

今後、数値をコントロールするために薬を飲み、自己注射をすることになりました。

毎日の薬と注射

薬は2種類から3種類、種類と量が多いので、間違えないようにしなければいけません。

自己注射ではお腹のお肉を自分でつまんで、そこに針を刺します。

どんなに疲れて帰ってきても、どんなに痛くて憂うつだろうとも、注射をセットして、打ちます。

1日たりとも忘れるわけにはいきません。

体調不良

あなたは薬と注射の副作用で体調が思わしくありません。体がだるく、気持ちも落ち込みがちです。

しかし、仕事は待ってくれません。仕事と治療の両方を頑張ることになります。

そして、妻がフルタイムで働き、家事をしないと仮定しましょう。となると、あなたは仕事と治療と家事をやることになり、毎日がパツンパツンです。

精子が育って採精へ

こうして苦労しながら精子を育てていって、ホルモンの数値も整って、内診でも精子が育っているということがわかったら、いよいよ針で刺して取ることになります。

この日取りはコントロールがききません。

けっこう突然決まります

数日後の採卵に向けて、仕事を調整しなければいけません。そのために、事前に大量の仕事をこなす必要がでてきます。

そして会社には不妊治療をしていることを言っていません。まわりからは、よく早退する人、よく遅刻する人、と思われています。

また仕事を抜け出さなくてはいけない・・・。

精神的な負担も大きく、治療のためにもあまりクヨクヨ考えない方がいいとはわかっていても、憂うつな気分はぬぐえません。

精子を取る日の前日は、決まった時間に注射をし、座薬を入れます。あと点鼻も忘れずにします。うっかり精子が出てしまわないようにするのです。

30センチの針で刺される

そして当日、緊張しながらクリニックに向かいます。

受付を済ませたら個室に移動し、下半身は全て脱いで、作務衣のような服に着替えます。

いよいよあなたの番がきました。

いつもとちょっと違う手術室のようなお部屋で横になります。

あなたのクリニックは無麻酔です。クスコで広げた肛門からエコーの器具を差し込んで位置を確認し、同時に精巣目指して、30センチの針が体の中に入ってきます。
下腹部を鋭い痛みが襲います。それでもあなたはじっと我慢します。精子を吸い取るため、5〜6回、刺されます。

痛みと緊張のあまり、ベットの柵をぎゅっと握りしめます。内心、気絶してしまいそうです。

恐怖の時間がやっと終わり、あなたは下腹部に痛みを感じながら、歩いて個室に戻ります。

結果は?

1時間ほど休んだら、先生の診察です。

ちゃんと取れたかな、と期待して診察に臨みましたが、そこで告げられたのは、
体外受精に使えるような状態のいい精子はとれませんでした、という残念な結果・・・。
ここまで、約1ヶ月かけて取り組んできたのにダメだったのです。

これまでの努力が水の泡です。
毎日の服薬、痛みに耐えておこなった自己注射、度重なる仕事の早退と遅刻、これらがすべて報われませんでした。
またゼロからスタートです。

失意の帰り道、あなたは若いお父さんが小さな女の子を連れている光景に出くわします。

いつもなら微笑ましいこの光景も、今日ばかりは胸にズキッときます。

なぜ自分には子どもがいないのだろう・・・
もしかしたらこのままずっと子どもができないのではないか・・・

あなたはこの問いを、ずっと心の中で繰り返しながら仕事に戻ります。

職場に戻ると育休から戻ってきた同僚を中心に、子どもの話で盛り上がっています。
採精がうまくいかなかったその日に聞く子どもの話はことのほかこたえます。

早く家に帰りたい、早く妻に会いたい、そんな思いを押し殺しながら、溜まった仕事を片付けます。

〜to bo continue〜

 

 

と、まあ、こんな感じなんです。これが治療中、何度も何度も繰り返されています。

私は採卵までしかいかなかったので、採卵失敗パターンでお話ししましたが、移植まで進む人はもっと大変だと思います。

最後に

不妊治療が長引くと、いとも簡単に泥沼にハマっていきます。

そのとき、

旦那さんが妻の味方でいてくれるか、

妻のよき伴走者でいてくれるか、

というのはとても大きいと思います。

夫婦は人生の中で、パートナーからの信頼と力添えが必要な時期があります。
不妊治療中の今は圧倒的に妻の方に助けが必要です。
多くの女性が、いま、人生の中で一番辛い時期を過ごしています。子どもがなかなかできないって、そういうことだと思います。

だからといって腫れ物に触るよう接して欲しいのではなくて、
同じ目標に向かって頑張っている同志として、ちょっとしたねぎらいの言葉や、感謝の言葉をかけて欲しいなと思います。
そんな小さな一言が、私たちの心を軽くしてくれます。

きっと、男性側にも知ってもらいたいことありますよね。機会があったら男性側からの「妻に知ってほしいこと」も書いてみたいと思います。

長文、読んでくださってありがとうございました!

追記

今回、Twitterからたくさんの方が見に来てくれたので、5月に作った【無料】の電子書籍「夫婦の妊コミBOOK」を期間限定でDLを再開します。

ダウンロードキーは不要
ダウンロード期限 2019年7月18日(木)

終了しました!

完全スマホ対応で、全158P。ページ数多いですが、インフォグラフィック採用でストレスなく読めるように工夫してあります!

ちまたの妊活本にはない内容で、かなり楽しめると思います!

現在、書籍化に向けて奮闘中です。
1週間だけDL再開するので、よかったらお読みください✨

8/26追記

現在出版社と書籍化の交渉中です!

もし今のところがダメでもあきらめません!(笑)

ダメだったらまた別の出版社に持ち込みます!

経過はTwitterで報告しますので、ぜひチェックしてくださいね。

 

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