夫婦の妊活ギャップを解消するには? 不妊治療におけるふたりの温度差を縮めよう!

こんにちは、さな吉です。

世の中には妊娠するためにはどうしたらいいのかの医学的・栄養学的な情報はたくさんありますが、妊活中に夫婦が助け合う・協力し合うためにはどうしたらいいのかといった情報はまだまだ少ないように思います。

二人の未来のために妊活しているのに、ここで険悪になったり、相手を信用できない気持ちが芽生えてしまってはもったいない!

むしろこの時期にこそ、目の前の相手を本当に大事にして、気持ちを伝え合う力(コミュニケーション力)が必要だと私は考えています。

コミュニケーションの知識は、医学や栄養学のように直接妊娠につながるものではありませんが、結果的に二人の関係がよくなることでストレスも減るので妊娠しやすい環境作りに貢献することができます。

今日は妊活によって生じやすい夫婦間ギャップを、どのように解消したらいいのか書いてみたいと思います。

ぜひご夫婦で読んでくださいね。

【この記事の内容】

  • まず妻は旦那さんの心理を理解しよう
  • 旦那さんは妻の置かれている状況を理解しよう
  • ふたりで妊活・不妊治療をしていくためには

 

最初に旦那さんへメッセージ

さてさて、旦那さん、

きっとこのページを読んでみて欲しいと言われて、警戒しましたよね。

「え〜、俺も読むの〜」と警戒しつつ、きっと心の中では「どうせ“男が悪い”みたいな内容なんじゃないの?」と思ったかもしれませんね。

でも安心してください。決してそんな内容ではありません。

そこはお約束します。

どちらか片方が努力する内容ではなくて、お互いが「よし、やってみよう!」思えるように内容を工夫しました。

ここからは旦那さんにも読んでもらえるように、お二人に語りかけるように進めていきますね。

①まず妻は旦那さんの心理を理解しよう

まず最初は妻側から旦那さんを理解するところから始めましょう。

妻はとにかく妊活の大変さを旦那さんにわかってもらいたいと思っています。

それはもう、すごい勢いで思ってるんです(笑)

でも、ここで妻が突っ走ってしまうと、旦那さんはちょっと引いてしまいますよね。

なので、最初に旦那さんの心理を妻の方から理解しようと努めることが大事です。

女性陣からみたらあまり考えていないように見える旦那さん(ごめんなさい!)にだって、思うところはあるんです。

もしかしたら、その思うところは男性にとっては当たり前すぎてご本人は自覚していないかもしれません。

だからここではそもそも男性がどんな思いで私たち女性と一緒にいるのか、そこから見ていきたいと思います。

性別役割分担意識の違い

結論から言うと、男性は女性よりも「相手のことを守らなければ」「傷つけないようにしなくては」という責任感がものすごく強いです。

旦那さんからしたら、すでに一緒にいるだけで相当な覚悟の上で責任を負っている状態なのです。

男性にとっては普通のことで何を今さらと思うかもしれませんが、女性陣からしたら「まさかそこまで?」というレベルです。

内閣府が平成23年度に調査した「男性にとっての男女共同参画」に関する意識調査報告書に興味深いデータがありました。

「男としての責任感」が垣間見えるデータです。

〜結婚したら一家の大黒柱は自分である〜

男性の8割が「結婚したら一家の大黒柱は自分である」と思っています。

⬇️一方、女性も8割以上が「一家の大黒柱は夫である」と思っています。

これには、やっぱり長年かけて刷り込まれてきた「男はこうあるべき」というステレオタイプが関係しています。

だから妻側が夫に対して「妊活を自分事に考えてくれない!」と不満を持ったとしても、すでに旦那さんにしたら「二人でいることに十分コミットしている」状態なのです。

それなのに、妻からはあれやこれやと言われる・・・

旦那さんにしてみたらそんな状況かもしれませんね。

男性が気持ちを言葉にするのは至難の業

そうすると女性は「それだったらその気持ちを言ってくれればいいじゃん」と思いますが、ここにもステレオタイプが関係していて、そんなに簡単にはできないんです・・・。

なぜなら男性は女性よりも感情を表現することを推奨されないまま育ってきたからです。

男性は子どもの頃から「男らしく」あることを求められたり、いつもロジカルに正解へと導くことを求められてきたので、その部分はもの凄く鍛えられてきました。

しかし、ロジカルに話すことは得意な一方、妻の情緒面に付き合うのはそんなに得意ではありません。(もちろんそうじゃない人もいます)

男性は「つらい、疲れた、悲しい、寂しい」といった気持ちを持っていても、それを人に言うことはあまりありません。

そういうのは思ってても言わないもんだ、と思っています。

どうでしょうか?旦那さん。そんなことないですか?

それに、いつも妻が先に気持ちをはき出すので、受け止める側にまわらなければならない、とうのもあるかもしれません。

【対応策】妻は夫の根底の気持ちを理解しよう

女性は、気持ちを「話してなんぼ」と思っていますので、話す!話す!(笑)

しかし、旦那さんは妻に「つらい」と言われると責任感から「なんとかしなければ!」と思い、解決策やアドバイスを言ってくれるわけです。

なので、女性はまずは解決策を言ってくる夫の根底には「十分、二人のことを考えている」というのがあることを理解するといいと思います。

そしてそのことに対してまずは

私のことを思って言ってくれているんだよね、ありがとう

と受け取ってみてくださいね。

そのほかにも、妻はギャップを埋めようとすればするほど口うるさくなる傾向があるので(気持ちはわかるよ!)、そこは一方的にならないようにキャッチボールを意識して会話を試みてください。

【対応策】夫はもう少し正直になってもOK

旦那さんに関しては、話を聴かなくっちゃ、支えなくっちゃ、と思ってくれるのはありがたいのですが、もう少し正直になってもらっても妻は大丈夫です。

例えば疲れて帰ってきたときにすぐに妻が話し始めたら

うん、君の気持ちもわかるけど、今帰ってきたばかりで俺も正直疲れてるから、ご飯食べ終わってから10分位話聞くのでもいい?

と提案してみるのもOKです。

どちらかが我慢する関係は、その関係が固定化すればするほど、修復が難しくなってきます。

なので、旦那さんも支える側に徹するのではなく、妻を対等なパートナーとして見て、自分のちょっとした要望も伝えてみてください。

②旦那さんは妻の置かれている状況を理解しよう

前章で男性のステレオタイプに触れましたが、女性にもこのステレオタイプが大きく影響しています。

女性の代表的なステレオタイプには

・女性は子どもを産むもの
・子どもを産んで一人前の女性
・子育てをするのが女の幸せ

などがあります。

旦那さんが「大黒柱で頑張っていくぞー!」と思うのと同じように、妊活中の妻は「この人の子どもを産むぞー!」と意気込んでいます。

そしてその意気込みがとんとん拍子にいけばいいですが、残念ながら妊活はそんなにすんなりいくものではありません。

なかなか妊娠できないことは、いわば「当たり前」と思っていたレールに乗れない、ということです。

妻はこのステレオタイプと現実との差にとまどい、なかなか折り合いをつけることができずにいます。

ステレオタイプを背景とした苦悩は、一見個人の問題のようにも見えますが、実は社会的な問題でもあるのでそんなに簡単には解決できません。

結果を気にしなきゃいい、考えないようにしなければいい、と思ってもそれが全く実行できない・・・。

なので妻は、真っ暗なトンネルの中でどうしていいかわからず一人で苦しんでいる可能性があります。

こういうとき、隣に旦那さんがいてもなんだかひとりぼっちのような気持ちになってしまうんですよね。

このようにどんどん孤独に追い込まれるというのが、妊活や不妊治療の「闇」の部分です。

旦那さん、ごめんなさいね。いつも隣にいてくれるのに。

【対応策】夫は妻にまず共感してみる

旦那さんは妻が失意のどん底に落ち込んでいると、「幸せじゃないのではないか」と心配になりますよね。

ましてや泣かれた日には、責任を感じてなんとかせねば!と焦ると思います。

それで善意で「俺は二人でも幸せだよ」「もっと二人で楽しむことを見つけようよ」と言ってくれていると思います。

本当にありがたいことなんだけど、妻にとっては「子どもはいらない」に聞こえてしまうときがあるんです・・・。

なにせ、頭の中ではまだ見ぬ子どもと自分と夫という3人を思い描いてそこに向かって突き進んでいますから、「二人=子どものいない人生」のように受け取ってしまうのです。

それよりも、

あんなに頑張ってたもんね。落ち込むのも当然だよ

いつも二人のために頑張ってくれてありがとう

と言ってくれるとありがたいです。

【対応策】妻は夫に胸を貸してもらう

妻も「それって子どもはいらないってこと!💢」とブチ切れるのではなく、「ああ、この人は私をなぐさめようとしてくれているんだな」とちょっと落ち着いて受け止めるようにしましょう。

その上で妻からも

二人でも幸せだってことはわかってるよ。ただ、いまはとにかく悲しいの。ごめんね、10分だけ泣かせてくれる?

と伝えてみてください。

私も高額の医療費を払って自己注射を続け、それなのに卵が育たないというのを繰り返していたときは、夫の胸を借りて何度も泣きました。

私もつらかったけど、夫も自分の胸で嗚咽する妻を見て相当つらかったと思います。

時にはブチ切れて喧嘩に発展することもあったけど、苦しみを共有することで、私たち夫婦は強くなっていったと思います。

 

 

ふたりで妊活・不妊治療をしていくためには

今の日本の医療システム上、子どもが欲しいと思ったら女性中心の治療がどんどん進んでいくという流れになっています。

ですから、妊活・不妊治療に「ふたりで取り組む」ためには、旦那さんがギアチェンジして治療の土俵に入っていく必要があります。

最近いろいろなメディアでも「不妊の原因の約半分が男性にもある」ということが言われ始めてきました。

おそらく今後、妊活を始めるときには男性も一緒にクリニックに行って、精液検査を受けることがスタンダードになっていくと思います。

そこで、すでに女性はシステム上、医療の流れには乗っていますので、ここでは男性がどのようにしたら

  • 安心して情報収集ができるのか
  • 他の妊活男性とつながれるのか

といった情報をお伝えします。

入りやすい入り口を紹介しますので、あんまり身構えずに読んでくださいね。

そして、女性陣のみなさま、男性に当事者意識を持ってもらいたいという気持ちは分かりますが、どうぞ「正論」で男性を追い込みませんように🙏

正論を言われれば言われるほどやる気がなくなります(笑)

「夫なんだから〜すべき」と言われると、心がブロックしてしまうので、「私は」を主語にしたアイメッセージで、「提案」もしくは「お願い」するというスタンスでいきましょう!

▼「大人の性教育男子校」

ツイッターでつながっている吉川雄司さんが、男性のための「大人の性教育」という活動をされています。

実際に開催されたセミナーはAERAのオンラインメディアに取り上げられました。

私もヤフーニュースを見ていて、吉川さんのニュースが出てきたからびっくり! 吉川さんの活動は、これからどんどん大きくなって社会運動につながっていくと私は予想しています。

このときの様子は吉川さんのnoteにまとめられています。

男性が抵抗なく、妊娠の仕組みを学べる工夫が随所になされています。

例えばnoteからの引用です↓↓

精子と卵子の出会いは まるで男女の デートのようである
「卵子さんと精子くんの出会いも、同じです。排卵される2日前にはちゃんとセックスをして卵管内で卵子さんを待っておく。これが妊活におけるジェントルマンです。」

こう伝えると、すっと頭に入るようで、「なるほど〜」と全員が頷いていた。

次回の「大人の性教育男子校」の開催日は未確定ということなので、ぜひツイッターをフォローして情報をチェックしてみてくださいね。

吉川さんのツイッター
@UG_0117

▼お酒を飲みながら同じ境遇の男性と話をする貴重な機会

フォロワーのぽころぐさんが男性限定の会を開きます。

ぽころぐさんの旦那さんがマスターをつとめ、男性が安心して話せる場を提供してくれます。

女性は妊活のオフ会など、話をする場がたくさんありますが、男性には皆無ですものね。

とても貴重です。

会費2,000円で飲み放題・軽食付きって安い!

オフ会的なものって、緊張するのは最初だけなので、ぜひ参加してみてくださいね。

もし妻からすすめる場合は

会場まで一緒に行くから行ってみない?とか

帰り迎えに行くからそのあとご飯食べに行こうよ などと

提案してみるといいかもしれません。

ぽころぐさんご夫婦の人柄についてはブログツイッター(@pocoloooog)をみてくださいね。

 

▼さな吉の活動

最近はもっぱらツイッターとブログだけですが、できれば年内にお茶会や講座をやりたいなーと思っています。

前回講座をやったときは6名の方が参加してくれました。(うち男性2名、ご夫婦一組)
不妊治療中のあるある事例をもとに、ストレスをためない夫婦のコミュニケーション講座を開催しました!

不妊治療中のあるある事例をもとに、ストレスをためない夫婦のコミュニケーション講座を開催しました!

2018.05.18

また、最近はフォロワーさんの紹介で男性のカウンセリングも始めました。
妊活中であれば男女問わずカウンセリングしていますので、もしフォロワーさんで興味のある人がいたらDMくださいね。
@sanakichi8

最後に

私がこれまでアサーティブの講座で数多くの男性に接してきましたが、男性は心根がとても優しいです。
※アサーティブとは、自分も相手も大切にしたコミュニケーションのこと

講座のなかでは、相手のことを思いやるばかりではなく「自分がどんな気持ちで、どんな要望を持っているのか」を段階を追って言葉にしていきます。

男性がロールプレイなどで妻との会話を練習する際、だんだんと男性側の気持ちを一緒にひもといていくわけですが、一番奥底にある気持ちって妻に対する「愛」なんですよね。

男性として身につけてきた鎧を少し横に置いたとき、中心にあるのは妻への「愛」だったんです。

そういうときの男性は、いつも少年のように見えます。

優しさ故なんですよね。「傷つけたくない」「関係を壊したくない」と思って気持ちを飲み込んでしまったり、得意のロジカル思考で問題解決しようとしてしまうのは。

妊娠することは長い道のりの通過点に過ぎず、結果がどうであれこれから二人の歩みはずっと続いていきます。

だからこそ、お互いが意地を張ったり、責め合ったりせずに、助け合える関係になれたらいいなと思っています。

今日も最後まで読んでくださってありがとうございました。

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