私、ものすごく大きな筋腫(筋層内筋腫)があったんです。
大きさはグレープフルーツ大。
40歳になって、子どもが欲しくて隣の駅の婦人科に行ったら、まさかの筋腫が見つかりました。
というか、40歳で婦人科に行くなんて遅いですよね😅
でもぜんぜん知識がなくて、30代は仕事が楽しすぎて夢中になってました。
子どもは40歳になってからでいいやって思ってたんです。
まわりでも40代で妊娠出産する人もいたし。
ずいぶんのんきに構えてました。
Contents
いきなりの「子宮全摘」発言
まだよく知識もなかったから、近所で口コミのいいところを探して婦人科に行きました。
そしてめっちゃ傷ついて帰ってきました。
男性医師がものすごく横柄で、失笑しながら次のセリフを言われました。
子ども欲しいの?
無理だよこんな大きな筋腫あったら
子どもなんて無理、無理
これじゃ子宮全摘だから、全摘
早く子宮取っちゃった方がいいよ
もうショックでショックで。
このときの発言は長く尾を引きました。
(いま思い返してもメラメラと怒りがわいてきます)
筋腫があったのもショックだったけど、子宮全摘という言葉に打ちのめされました。
こんなに大きな筋腫があったのに、全然自覚症状なかったんです。
ちょっとお腹がぽっこりしているくらいでした。
口コミはあてにならない
この病院がなぜ口コミが良かったか疑問ですが、美容外科にかなり力を入れているので、そちらの患者さんの口コミかもしれません。
診察に行った日も若い女性が美容外科目的に来ていました。
その若い女の子に対する態度と、私に対する態度の違うこと違うこと(笑)。
その子とは談笑しながら「だよね〜」とか言って、めっちゃ楽しそうに診察してました。
この記事を書くにあたってこの病院を久しぶりに検索したら、Googleの口コミに
「医師の態度が侮辱的で女性が婦人科に行きたくなくなる典型的な理由をまさに経験できるクリニックです」
とありました。
激しく同意!!!
もう男性医師はヤダ!
その後、男性医師に懲りて、最寄り駅の女医さんがやってる婦人科にいきました。
ここでは「筋腫は取らなくても妊娠する人はいる」「腹腔鏡で手術したい場合は大学病院で予約が半年待ち」と言われました。
ホッとすると同時に、半年も待たないと手術できないの?と思いました。
この頃は母の介護が佳境に入ってきていて、もう最後の看取り段階でした。
なんとか母に孫の顔を見せて、もう一度生きる気力を取り戻して欲しいと思いましたが、願い叶わず・・・。
結局、母は亡くなり、そのあたりから生理がめちゃくちゃになっていきました。
母を亡くした精神的ショックが大きすぎました。
クリニックデビュー
この頃不妊治療専門のクリニックにデビューしました。
いろいろ検索して、当時、私が選んだ病院は杉山産婦人科。
筋腫がありながらもタイミングとったり、人工授精したりしていました。
医師からは筋腫は取った方がいいかもしれないと言われました。
それで杉山の丸の内にも行って、子宮鏡検査で筋腫が着床の邪魔になってないか検査しました。
人生初の子宮鏡
このとき初めて自分の子宮の中を見ました。
卵管の穴も見えたし、なんだかとっても感動しました✨
筋腫が子宮を押しているのか、それともポリープなのか、丘みたいなものもありました。
先生に「これ、なんですか?」と聞いたら「ポリープですね」とのこと。
結局「判断はあなたにまかせますけど、筋腫は取った方がいいでしょうね」的な話になり、そこで私は取ることを決断しました。
腹腔鏡で取ることにした
調べたら近所にある別の産婦人科で、腹腔鏡で手術ができることがわかり、そちらで手術をすることにしました。
このときすでに43歳目前。
ずいぶんのんびりしていたなと思います。
いま、当時のカルテみたらE2が200近くあったから、きっとこの頃は排卵してたかもしれません。
あ〜ん、私のバカバカバカ!
まず採卵することに全勢力を傾け、卵を取っておくべきでした。
この記事を書いていて、今更ながらフレッシュな後悔を味わっております(笑)
でも仕方ないですね。
当時の私はそれがベストだと思っていたのですから。
術後、体調が元に戻るまで大変だった
近所で手術をしたものの、術後の経過が悪く、体調不良が1ヶ月以上続きました。
お腹はぺったんこになりましたよ(笑)
というか、えぐれました(笑)
もともと痩せていて、お腹にグレープフルーツ大が入っていてもちょっと出っ張ってるくらいだったから、それがなくなると想像してください。
えぐれますよね😅
2ヶ月後にやっと食欲が戻る
仕事には退院後1週間で復帰しました。
そしてだいたい2ヶ月後くらいにやっと食欲が戻ってきました。
(最初に無性に食べたくなったのは車麩のフライとあさりの酒蒸し)
食に対し積極的になった私を見て、夫が喜んだこと!
気づかないうちにかなりの心配をかけていたようです。
すべてにおいて夫のことは二の次三の次になっていましたからね。
きっと寂しい思いもしていたと思います。
メンタル不調の始まり
術後、予想もしていなかったことが起こりました。
生理がまったく来なくなってしまったのです。
これには焦りました。
いくら不順だったとはいえ、ちゃんとあったんです!(力説!)
来なくなって初めて、自分がどれだけ生理というものに女性としてのアイデンティティを支えてもらっていたのか気づきました。
そしてここからさらにメンタルが追い込まれていきます。
なぜ私のように卵が取れない人がいるのか
話は現在に戻りますが、先日ローズレディースクリニックの診察で院長先生に質問してみたんです。
40代後半でも卵子が取れる人もいれば、50過ぎても普通に生理のある人もいる一方、
私のように40代前半で生理が終わって卵子も取れない人の差ってなんなんでしょう?
先生の答えは、
一つは、筋腫を取ったときの手術の影響と、
もう一つは、抗核抗体が640倍ということでなんらかの免疫異常が考えられる
とのことでした。
腹腔鏡で卵巣に大きな負担をかけてしまった
手術の影響は一番最初の診察の時にも言われていました。
腹腔鏡では高熱で筋腫を焼くことがあり、近くにある卵巣がその熱の影響を受けた可能性があると。
確かに、腹腔鏡の手術法を調べてみると「焼灼」という組織を焼いて破壊する外科的療法がありました。
ただ、これは一般的におこなわれている手術法なので、影響を受けるかどうかは人によると思います。
私の場合は早期閉経・低AMH・抗核抗体が640倍という状況だったので、すでに卵巣がへたっていたのかもしれません。
そこに手術で高熱が来て、卵巣さんが「アチチッッ!!」となって力尽きたのかも。
いまはどういう見解が一般的なのかわかりませんが、もしかしたら筋腫があって、早期閉経気味で、低AMHの人は、何よりもまず採卵することを優先するといいのかなと思います。
最後に
前回の「夫婦ふたりではじめてクリニックに行った日に、大喧嘩した話」に登場した医師もそうですが、患者さんのことを尊重できない医師って本当に多いです。
今回の「子宮全摘」医師もしかり。
こうした思いがけない医師の一言で傷つく女性ってたくさんいると思うんです。
残念ながら医師は変わらないので、なんとか私たち女性が、困難な状況でも自分を信じ、自分を愛することができたらいいなと思っています。
また、いろいろと記事を書いていきますので、ときどきのぞいてもらえたら嬉しいです☺
LINE@はじめました!
「おもしろかった!」
「私の場合はこんなでした!」
「さな吉さん、文章長いっす!」
など感想ございましたら、LINE@を登録していただき、ぜひ直接メッセージ送ってください。
リツイートやいいねで応援してもらえたら嬉しいです💕 Tweet
コメントを残す